「やりたいことが見つからない」
10代の頃からずーっと悩んでた。
そう悩んだきっかけは、高校時代の同級生たちだ。
高校時代、よく遊ぶ4人の友達たちがいた。
みんな中学からの友達で、僕を合わせた5人でよく遊んでいた。
高校を卒業する数ヶ月前。
わりと寒かったので冬だったかな。場所は中華屋さんだった。
みんなで集まってそれぞれ食べたいものを注文してから、ふと
「これからどうする?」
みたいな話になった。
その時、4人とも東京の専門学校に行くことを、僕は知った。
2人はPA(音響関係)の専門学校
1人はドラムの専門学校
1人はベースの専門学校
みんなの進路を知った時、唖然とした。マジで!?と思った。
というのも、僕は地元の工場に就職することが決まってたからだ。
僕が地元の工場を就職先に選んだのは、「なんとなく」。
とくべつやりたいことがなく、まあまあお金を稼げれば良いと思ってたから。
・・・でも、友達の進路を知ってから、焦った。
みんな夢を追って上京するからだ。
たいして僕は、なんとなくで選んだ選択肢。
「俺は本当に工場に就職して良いのか?」
「一生地元で暮らしながら、生活するためだけに生きるのか?」
数ヶ月後、工場で働き始めてから、その思いはさらに加速した。
仕事が、思った以上にきつかった。
自分が思った以上に仕事のできない人間だった。
そして、己が思った以上にコミュ障だった。
毎日辞めたいと思いながら働いた。
・・・でも、辞めたところでとくべつやりたいことも夢もない。
そうだ!やりたいことを見つけよう!
そう思ってからは、休みのたびに図書館にいっていろんな職業について勉強した。
とうぜん、見つからなかった。
今思えば当たり前だ。
本の中に答えなんてない。
でも、当時の僕は、それしかすべがなかった。
やりたいことを見つける方法を。
ーーーーーーーーーー
それから10年後
あいかわらずやりたいことは見つかってなかった。
ただ、以前と違ったこと、それは
「やりたいこと探しを辞めていた」ということ。
あの時みたいに図書館に通うわけでもなく、「自分は何がやりたいのか?」と悶々とするわけでもない。
それよりも、お金のこととか生活のこととか、そんなことを考えながら生きる日々だった。
だけど、そんな僕が、ついに「やりたいこと」を見つける瞬間に出会えた。
なんでも願いがかなうとしたら何を願う?」
そのきっかけが、友人から聞かれたある質問
「なんでも願うがなうとしたら何を願う?」
その時、僕は一度、
「起業したい」
といった気がする。
理由はただ「かっこいい」から。(単純)
・・・でも、そう話した自分自身に違和感を感じたんです。
「え?俺ほんとうに起業したいの・・・?」
そう思った瞬間、
「アーティストになりたい」
という感情が一気に湧き出てきました。
「あ、ごめん違った。やっぱ俺アーティストになりたいわ」
そう、僕は音楽のアーティストになりたかったんです。
音楽は昔からめちゃくちゃ好きで、中学からずーっと没頭してきた。
ただ、音楽で飯食うなんて、ハナから無理だと思ってた。
だから「やりたいこと」のなかの選択肢としてなかった。
でも、
「なんでも願うがなうとしたら何を願う?」
この質問に、自分は何がやりたいのか、やっと気付くことができました。
何度図書館に行っても、何冊本を読んでもわからなかった答えが、じつは自分の中にあったんです。
そして今、僕は友人と分水嶺というユニットを組んでます。
一緒に組んでるのは、あの時「なんでも願うがなうとしたら何を願う?」と質問した友人です。
30歳間近という年齢で挑戦するのは、ハタから見たらアホらしいかもしれません。
でも、絶対に叶えます。
自分の心から好きなことが「やりたいこと」
「やりたいことが見つからない」
そう思ってた当時、
やりたいこと=職業
そう思ってました。
でも、違ったんです。
自分の心から好きなことが「やりたいこと」だったんです。
それを職業にするか?趣味なのか?
の違いだけ。
そして僕らは、それを趣味ではなく、職業にすることにしました。
29歳で「音楽で飯を食うことを本気で目指す」
天国か?地獄か?
その答えをこのブログで証明していきます。
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