「幸せ」とは何か?先輩が言ってくれた一言に救われた

高校を卒業して、工場に勤め始めてから、自分の人生に対して疑問を持ち続けていました。

僕が勤めていた工場は鉄鋼業。

真っ暗な工場の中、日が暮れるまで、真っ黒になって作業する。

当時19歳だった僕は

「このままの人生で良いのか?」

と思いました。

けど、どんな人生を過ごしたのか分からない。

生まれたからには幸せと感じながら生きたいけど、

そもそも幸せって何?

そんな感じで生きていました。

 

幸せが分からない僕は、ひたすら人に聞きました。

「幸せってなんだと思いますか?」

今思えばすごく恥ずかしい話ですが、

19歳で何も知らない童貞少年の僕は、それしかわかる術はありませんでした。

 

「健康に生活することだよ」

「自由であることだよ」

「仕事終わって、家でビールを飲むことだよ」

「お金がたくさんあることだよ」

 

人によって幸せの定義は違っていて、それぞれが正解だと今では思います。

けど、当時の自分には、どれもピンと来ませんでした。

 

それから僕は、自転車で日本一周の旅に出ます。

当時、周りの人によく「すごいねー」って言われてたけど、

ただ単に現実逃避をしたかっただけでした。

何か大きいことをして、自分の自信を埋めたかったんだと思います。

そして、僕にとっての「幸せの定義」ができる時がきます。

 

日本一周中、僕は北海道のとある宿でバイトをしてました。

その時、バイトの先輩と仲良くなり、いつも通り

「幸せってなんだと思いますか?」

と聞きました。

 

したら、その先輩、

「俺の大好きなバンドが言ってたんだけど・・・」

「幸せって、幸せだと感じれる心を持てることだよ」

と言ってくれました。

僕がずーっと求めていた答え、それが、この言葉だと思いました。

 

僕はずーっと、幸せの「形」を求めていました。

仕事、家族、住む場所、生活スタイル、、、

けど、幸せを感じれる心を持ってないと、どんな状況でも幸せを感じれない。

 

でも、幸せを感じれる心さえ持っていれば、どんなに小さいことでさえ幸せと感じれる。

そのことに気づけた時、一気に世界が明るくなった感覚を覚えました。

「それなら、僕も幸せになれる」って。

 

それからの旅は、それまでとまったく異なるものでした。

 

綺麗な夕日を見ては感動して、

公園で自炊をして、あったかいご飯を食べて感動して、

時々話しかけてくれる人との出会いに感謝して。

 

目の前の状況ではなく、自分の心が動く瞬間を大切にしました。

「これが幸せか」と思えるようになりました。

 

もう10年も前の話だけど、この出来事は、今の自分のルーツでもあります。

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