自分はいい人じゃない。だから「いい人だね」って言わないで。それ、本当の自分じゃないから。

どうも、30歳で人生を変える猿吉です。

自分で言うのもなんですが、よく人から「君はいい人だね」というニュアンスのことを言われます。

そう言われるたび、申し訳ない気持ちになります。

相手に悪気はないのは分かってます。

むしろ自分が悪い。

・・・でも、そんなことを言われると僕は心の中でつぶやきます。

 

「それ、本当の僕じゃないですよ」

 

「いい人だね」と言われるのが快感だった

いつからこんなひねくれた性格になったのか?

以前は素直に喜んでた記憶があります。

ずっと前から自分自身が大っ嫌いで、価値のない人間だと思ってた。

だから、「いい人だね」という言葉を言われると「自分は価値のある人間なんだ」と思えた。素直に嬉しかった。

・・・ここまでは良かったのかもしない。

僕はそれから、今度は「いい人」と思われるように努力した。

 

人と接する時はできるだけ笑顔でいるようにしたし、
自分よりも他人のことばかり優先してものごとを考えていた。

 

「猿吉君っていい人だね」

・・・快感だった。

会う人みんなに思われたかった。

他人の評価が自分自身の評価だった。

 

「いい人」という嘘で塗り固めた自分

以前の職場に就職して2~3カ月経った頃。

そのころ人間関係に気を使いすぎて疲弊していた。

当時うまく職場にとけこもうとしていた僕は周りに愛想笑いばっかしてた。

嫌われたくなくて「いい人」を演技してた。

そしてそれに疲れていた。

 

その日は月1で行われる職場の会議。

参加したい人だけで話し合う場だった。

当時、職場で新人の僕が参加しないわけにもいかないから、嫌々参加した。

・・・仕事の話が一段落し、入社して数カ月経った僕の話へ。

会議を仕切っていたチーフがみんなに「猿吉くんも頑張っているのでみんなで助け合いながら仕事をしていきましょう」みたなことをいってくれた。

その時、あるおばちゃんがこう言った。

「猿吉くんは大丈夫。ほーんとにいい子だもん」

 

・・・僕の心のなかのなにかが崩れた気がして、うつむいてしまった。

「それ、ほんとうのぼくじゃないっす」

心のなかでつぶやいた。

嘘で塗り固めた自分が褒められたって、何も嬉しくないことに気づいた。

むしろ、本当の自分をさらけ出せない自分に悲しくなった。

 

「他人に変だと思われたくないために生きている」

入社して半年。

ようやく人間関係も少し楽になっていき、以前よりも悩むことは少なくなった。

だけどやっぱりほんとうの自分ではなかなかいられなかった。

自分を出す勇気はありませんでした。

 

そんな時、とある方からこんなことを言われた。

「自分が幸せになるために生きる」ことよりも「他人に変だと思われないように生きる」ことを優先してる人がわりと多く感じる。

まさに僕のことだった。

みぞおちに一発パンチ入れられた気分になった。

僕は自分が幸せになることよりも、変だと思われないように生きていた。

 

音楽でだけはいい人をやめたい

・・・それでも、今でも僕は、まだいい人を演じてしまいます。

人に嫌われたくない気持ちをなくすことはできず、相手の顔を見ながら生きている。

なかなかやめることはできない。

 

・・・ただ、音楽をやるときだけは、

歌詞を書くときだけは、

ライブハウスで出会った人たちの前では、

いい人を辞めて、ありのままの自分でいたいと思っています。

そして、いつか音楽に関わっていないときでも、いい人を辞められたらと思います。

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